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怪獣根付新作情報
11月公開のアニメ版ゴジラに合わせてそのメインキャラクターである新しいゴジラを含む3体が発表されました。

ゴジラ2017怪獣惑星版

毎度のことですが怪獣=巨大、つまりは迫力や圧倒的な存在感をどのように根付作品に落とし込むのか、が怪獣根付シリーズ通しての私のテーマです。今回は物語の設定上最大のゴジラとのことで、デザイン、ポーズや仕様を決めていくところから本当に苦労させられっぱなしのキャラクターでした。(資料もなかなか少なかったですし・・・)
そこから導き出した答えはといいますと、根付という手の中に収めて鑑賞するアート作品という特性を生かして、ぜひ煽りの状態でご覧いただけたらと思います。下半身から尾にかけてはどっしりとしたバランスで、そして頭部にかけては流れるような曲線を描いて存在感たっぷりに造形してあります。シン・ゴジラの時は「なにか得体のしれない化け物」をイメージして制作したのを覚えておりますが、今回は「神々しさと何かしらの意思」を感じさせるような気持ちで最新版のゴジラに挑みました。
映画の公開もとても楽しみです。


キングギドラ2001大怪獣総攻撃版

正しくは魏怒羅、もとい千年竜王。ギドラ、三度の怪獣根付化です。
これもいつも書いているのですが、ギドラは本当に根付的デザインとは相いれないデザインのキャラクターで何度作っても慣れないし、その都度どうまとめるのか考えさせられます。一番手のかかる、そして最重要パーツである頭も3つのっかってるし・・・ほんとうに毎度毎度苦労させられるキャラクターです。
そして今回はと言えば千年龍王版、翼を大きく広げて舞い降りる姿をなんとかイメージしてもらいたいので、今回ついに折りたたまずに広げてみました。初代のギドラが「龍」、次が「ドラゴン」とするなら、今回のはやはり「神」的な存在として作らねばなりません。なんとかうまく神々しさがまとえたでしょうか。


バラン

つまりは「婆羅陀魏」様です。
そう今回の僕なりのテーマは神様的怪獣をいかに作るか、ということでした。
今まで作ってきた中では、僕のホームに近い爬虫類的なフォルムの怪獣です。その爬虫類的リアル感と、仏教の(主に天部に属するような)異形の仏像のテイストを混ぜてみよう、というのが今回のバラン制作のメインテーマです。
いうなれば僕の個展に出している幻獣のひとつとして組み込んでも違和感がないくらい、ある意味での僕らしさ全開で制作したものです。上の2つが苦労の末に生まれた作品だとしたら、バランはもう何も考えずとも「面白いものできる!」という自信の上で出来上がった作品です。



| 怪獣根付 | 14:47 | comments(0) | - | - | - |
東宝怪獣根付シリーズの新作たち
先日立て続けに発表になりました東宝怪獣根付シリーズ第6弾と新たな怪獣根付ライン“凝”が発表になりました。

今までは1シリーズ3作品、そのうち1体はゴジラバリエーションという内容で展開してきたのですが、今回は特別編的編成で3作品全てがゴジラというラインナップです。
やはりシン・ゴジラの人気に後押しされたラインナップにになっているのだと思います。

まずはやっと登場のキンゴジ

これで、昭和版(というか84年以前)のビッグ3が揃いました。
人気があり、また特徴的なゴジラですので製作はかなり苦労させられましたが、その分納得のこだわりの出来になったと思います。
詳しいコメントは発売になってから書きたいと思います。


そして、あとの2作品はシン・ゴジラから、
第4形態覚醒版


そして、

第2形態


こちらも詳しいレビューは後程にしますが、製作した時期が例の本「ジ・アートオブ〜」の前でしたのでいろいろ資料が揃わない中で映画を見直しにいったり、友人たちの所見を参考にしたりといろいろと想いのこもった作品たちになりました。
中でも形態進化学者の倉谷滋さんに製作が押し迫った12月にお会いしてお話を聴けたことが大変参考になりました。
折しも倉谷さんもこの2月に「ゴジラ幻論 ――日本産怪獣類の一般と個別の博物誌」という本を発売するとのこと。こちらも非常に楽しみです。




さて、そして、怪獣根付シリーズに新たなシリーズが加わわることになりました。その名も“凝”シリーズと題したミニサイズのものです。
まずはやはりシン・ゴジラから第2、第3形態がラインナップされることになりました。




こちらはゴジラ・ストアでの限定販売となるようです。
さらに数量限定とのことですのでお早めにチェックをお願いします。

こちらも各怪獣(というか今回は巨大不明生物ですか)の表現方法、根付としてのデザインの方向性、さらに現行の怪獣根付シリーズとの差別化などでいろいろ考えさせられることが多い作品たちとなりましたが、そちらの話も追々・・・


まずは、新たな怪獣根付をよろしくお願いします。

東宝怪獣根付キンゴジ

東宝怪獣根付シン・ゴジラ覚醒ver.

東宝怪獣根付第2形態

東宝怪獣根付“凝”第2形態

東宝怪獣根付“凝”第3形態

| 怪獣根付 | 18:29 | comments(0) | - | - | - |
東宝怪獣根付「ヘドラ」
東宝怪獣根付第5弾ヘドラ根付です。

毎度毎度のことですが、構図(ポーズ)を決めることがこのシリーズ最大の難関でヘドラ制作についてもその例には漏れていないのですが、今回ばかりはどうもいつもと勝手が違いました。
いつもの怪獣たちは要素が多く、こちらの自由になる部分が少ないなかで一番魅力的かつ根付としてのデザインを見つけるというものですが、ヘドラについては待ったく逆で「自由になる部分がとても多い」のでした。
例えば僕一人で企画して例えばワンフェスなどに出すのでしたらもっとギリギリのラインを攻めた(結果、版権が取れなくてもまあいいかなというふうな、)のかもしれませんが、あくまで一般商品という肩書を背負って結果を出しうるデザインを見つけなくてはと思い、シルエット的に大きくアレンジすることを控え、一見してヘドラであることがわかるようにしました。その代り細かいディテールについてはかなりアレンジを効かせています。

制作前の担当者さんとの打合せの中で「汚いイメージにはしたくない」ということを言われました。それについては僕も同感で、根付という装身具として制作するものにそういうイメージを持たせたくないと思っていました。
果たしてそれれが今回のヘドラ根付で成功しているのかはそれぞれの主観による判断にお任せいたしますが、僕個人的にはヘドラの表面のディテールをアレンジすることでヘドロ感、ぬめっとした感じを軽減しつつ、小さくてもボリュームのある質感を作り出せたのではないかと思っています。
また、全体のシルエットは大きく変えていませんが、頭部、身体、腕、脚という大きなパーツの境目を明確にすることでよりメリハリの効いたイメージになったのではないかと思います。(不定形生物ならではの一体感、異形感を求める方には当たり前すぎて面白くないのかもしれませんが・・・)


制作を通じて改めて感じたのは、こういう不定形の生きものを作ることがどうやら僕は好きみたいで作業に入ってからの迷わなさと完成までの時間の速さは歴代1位というところでした。とても作っていて楽しかったです。


盛り込んだギミックもいくつか紹介いたします。

まずは車。
劇中で上陸したヘドラが車を取り込もうとしている場面がありますが、それのオマージュで車を取り込もうとしています(もしくは取り込まれてしまっている)。その場面でのヘドラは形態をすこし変えているのであくまでオマージュ的にさらりと表現していますが、せっかくその当時走っていた車の車種などを調べて作ったので車はもう少し大きくてもよかったかもしれません。特に車の裏側の資料を見つけるのに苦労したので・・・



それから目。
今回は目の虹彩と瞳孔の部分をそれぞれ立体的に作り込みました。特に瞳孔の部分は極端に凸表現にしています。
これを作る少し前にたまたまつけたテレビの放送大学のプログラムで目の錯覚について放送されていて、その考え方を応用して「目線が追いかけてくるおもちゃ」を紹介していました。詳しい説明は省きますが、肝は「こちらに向けて凹面になっている」とのことだったので、逆に凸面にしたら絶対に目が合わない不気味感がでるのかな?と思い作ってみました。おそらくその試みは成功していて、何を考えているのかわからない不思議な生きものが表現できたと思います。
さらには不定形生物ならではの作りができないかと思って、目の周りの肉(まぶた?)の盛り上がり方を左右ですこし変えて左右の向きで表情が変えるということにも取り組みました。これも手に取って鑑賞する文化のある根付のためのギミックです。


置き方については3点で自立ポイントがあります。
僕のおすすめは極端に右側に重心を傾けて左足を浮かせているポーズ。立体としての緊張感とヘドラの意思を感じてもらえるのではないかと。
| 怪獣根付 | 19:39 | comments(0) | - | - | - |
東宝怪獣根付「シン・ゴジラ」
※この記事では、現在公開中の映画「シン・ゴジラ」のストーリー及び演出等へのクリティカルなネタバレを含まないつもりですが、映画の中でのゴジラの動きについて言及する文章を含みます。映画に向けてまっさらな状態で初見を迎えたいという方におかれましては是非映画鑑賞後にお読みいただけると幸いです。


というわけで、映画シン・ゴジラの公開に合わせて東宝怪獣根付第5弾、その最新版のゴジラをいち早く根付として制作いたしました。
いきなり私事になりますがもう5弾まで来ました。1シリーズにつき3体の新作を発表しておりますのですでに15体の東宝怪獣根付を世に送り出したことになります。さらにウルトラ怪獣シリーズ、ガメラシリーズもありますので、なんと言いましょうかここ数年ですっかり私の仕事のルーチンに組み込まれてしまいました。このシリーズにおいては企画・営業等々の業務は発売元の(株)キャラアニさんが行っておりますので、私は一介の雇われ原型師という立場である意味でお気楽に、またある意味では一回一回が緊張感の強いられる仕事として関わっておりますが、まさかこんなに長く続くシリーズになるとは思わなかったのです。正直に吐露してしまうならば、「1シリーズ3体でそのうち1体はゴジラバリエーションで。」と決まった折にはまあ、初ゴジときて、モスゴジ、キンゴジ作って終わりじゃないの・・・?とぼんやりと思ったものでした。まさか、こんなに続いてしかも日本で制作される新しいゴジラの根付をいち早く作ることになろうとはね。びっくりしつつもお陰様なのです。ありがとうございます。


というわけでここからシン・ゴジラ根付について少しだけ解説を加えてみたいと思います。
東宝怪獣根付「シン・ゴジラ」

もちろんですが映画公開前に事前に資料をいただいて制作しました。今まではオフィシャルな資料をもらうことはなく、主にキャラアニの担当者さんから書籍等をお借りしつつ、自分でもいろいろ調べたりして、言ってみればだれでも手に入れられる資料を元にして制作していたのですが、今回はいただいた資料しかないという状態で作業を開始、結果的には今までで一番豊富かつオフィシャルな資料のもとで制作をすすめることができたのです。
特に作業の途中、ニコニコ超会議でお披露目となったひな形ゴジラには細かいディテールを参照する面でかなり助けられました。

根付というデザイン上の制約、またデフォルメタッチとして製作するという大きくアレンジを加えていかなければならない制作工程の中で、オリジナルから揺るがせてはいけないポイントとアレンジを加えるべきポイントを絞り込みました。
オリジナルのデザインからブレてはいけないと思った点は、今までのどれとも似ていない顔のつくりや極端に小さい腕なども大事なポイントですが、かかとが浮いていることと、長い尻尾が接地していないことを特に意識しました。これは後々ポーズを決める上で重要な意識で、かかとと尻尾が浮いているのが確認できるような決めポーズで作るということにつながってきます。

アレンジを加えなければならないと判断した点はずばり「ポーズ」です。
事前に渡された資料、途中で公開になったビジュアルやひな形など、映画公開前に見ることができたゴジラの姿はほとんど素立ちのものでした。唯一2回目(だと思う)に公開になったトレーラーでゴジラの咆哮のシーンが一瞬写り、これでようやくゴジラ自身によるアクションシーンがある(ありそう)ということが確認できました。
すでに映画が公開され、あの凄まじい迫力のアクションシーンを観たあとでは想像もつかないと思いますが、あの素立ちのポーズを見ただけの状態で、そこからどういう動きが展開されるのか、あるいは全然動かなかったらどうしよう・・・という疑念すら持ちながら、2016年春を過ごしていたのです。

ポーズをアレンジしようと思ったのは、そのほうが面白いからです。というかそのまま作って面白いものにする自信がなかったというのが正直なところでしょうか。例の素立ちのポーズをデフォルメして小さく作ってもなかなか「根付」にはなってくれませんから、怪獣根付というコンセプトをキープするためにいろいろと考えた結果大胆なポーズをつけて根付デザインとして成立させることにしました。
というわけで、新しいゴジラがどう動くかわからないという不安のなかで、このゴジラがとるべき一番美しいポーズを探すという課題がひとつ浮かびました。
そしてそこで前述の「浮いたかかとと尻尾(しかも尻尾は異様に長い)」というポイントが戻ってきます。
特にやはり独特の尻尾は接地せず長い、さらに先端になにかギミックめいたデティールが見える・・・なんかこれ、独立してうねうね動きそうだよねえ、なんて与太を言いながら、デザインを決めていきました。


そいうわけで、僕が勝手に定めたシン・ゴジラの見栄ポーズはこれ。


独特の形状の頭は高くから人々を睥睨し、ぬうと振り返ってひと鳴き。その間も長い尻尾はうねうねとのたりくたりと動き続けている・・・

というようなイメージで作ってみました。
そして果たして、これと同じような構図の映像が映画館で流れた時、僕はそっと一人でガッツポーズをしたのでありました。(映画では右を向いていましたが、)




なんだかもう、キャラアニの公式サイトでは数が少なくなっているようですので、気になっているかたはお早めにどうぞ。



でさらに、映画公開を記念したわけではないのですが、これも前々から気にしていたものがやっと完成しました。

怪獣根付専用提物です。

せっかく根付として作っているのだから根付を使うための提物が欲しいとずっと思っておりました。
かといって、怪獣モチーフで緒締や前飾を作ってしまうと権利関係上販売できなくなってしまいますので、ギリギリのラインを攻めて今回はこんな感じになりました。
制作は去年の作品展で玄武提物をつくっていただいたみっしぇるさんです。
次回9月の作品展にて出展いたします。よかったら見に来てください。

本当であれば、オフィシャルな形で提物を販売していただきたい!と望んでいるのですが、なかなか難しいようです。こちらは気長に取り組みましょう。
| 怪獣根付 | 15:46 | comments(0) | - | - | - |
東宝怪獣根付第5弾
すでにキャラアニなどのサイトでは新シリーズの予約が始まっておりますが、この週末のワンフェスにて怪獣根付の展示があります。
ワンフェスでの展示は企業ブースサイド「電撃ホビーウェブ × トイズワークス」:1−02−01です。

シン・ゴジラ

今月末に公開になるゴジラシリーズ最新作からいち早く制作いたしました。
裏話になりますが、最新作故にこの根付制作の当初から内部資料をいただいての進行になり、実は今までで一番潤沢な資料を基に制作を進めることができました。一方で、動いている雰囲気や所作はほとんどわからなかったので、私が最初に感じたこの怪獣の得体のしれない感じを私的に込めてみました。実際にどのような動きになるのか、映画の公開が非常に楽しみです。


キングギドラ(VSシリーズ)

平成になってからのVSシリーズ版キングギドラです。初代は東洋の龍のようでしたが、こちらは西洋のドラゴンモチーフ、すこしシャープなイメージを持っています。根付のデザインに落とし込むにあたってそのようなことに気を付けながら、それでも根付としての機能美を失わないようにまとめました。キングギドラは2度目の制作ですがやはり苦労させられるモチーフです。


ヘドラ

ヘドラ!不定形生物!こういう形のモチーフは私にとっては大好物です。
オリジナルには無いアレンジを加えたディテールをふんだんに加えつつ、劇中での動き、シーンなどを見直したうえで正体不明感あふれる恐ろしさを演出したつもりです。


これら3体の発売はシン・ゴジラの公開に合わせてになると思います。映画公開も怪獣根付の発売も秒読み、僕自身が非常に楽しみです。

発売になったらまた個別のコメント記事で紹介いたします。



| 怪獣根付 | 16:43 | comments(0) | - | - | - |
東宝怪獣根付第四弾
東宝怪獣根付もとうとう第4弾まで来ました。
初代の後、2弾3弾は平成以降のゴジラでしたが、満を持してのモスゴジ登場となりました。
同時発売の2体も王道キャラでしょう。


ゴジラ(モスラVSバージョン)


TM&(C) TOHO CO.,LTD.

これで4体目とあるゴジラ。毎回毎回構図に悩まされ、意気込みとしては前より良いものを!との気持ちで取り組んでいます。特に今回は歴代の中でも相当人気の高いモスゴジですから否応なしに気合も気持ちも入ります。
もちろん判断はここを見られている方にお任せいたしますが、個人的には納得の出来映えを自負しております。
モスゴジ独特の悪人面、目つき、ポージングから細かいディテールまでこだわりぬきました。さらに細かく見ていくと私独自のアレンジやディテールの追加ポイントに気が付いてもらえると思います。
毎回言っている気もしますが、今回も間違いなくオススメです。



アンギラス(初代)

TM&(C) TOHO CO.,LTD.

初代アンギラスです。怪獣根付を作り始めた当初からアンギラスを作ることになったらこのポーズで作ろうと決めていました。私が最初に制作したワニガメ根付から去年の玄武根付までほんとうにこのポージングが好きで、もちろん好きというだけではなく、とてもカッコよく決まる構図だと思っています。
カメとは違い腹側には甲羅はありません。トカゲとも少し違うどちらかというと哺乳類的なシルエットの腹には細かな鱗をびっしりと彫り込みました。四肢にも同じ鱗がずらりと並んでいてその鱗をあるところでは立てたり、あるところでは寝せて滑らかにしたり、こういう同じような鱗が並んでいても場所によって鱗の並び方や立ち方が少しずつ違います。そういった緩急の表現が生きもの造形をやってきた経験として活かせているのかな、とも思います。
個人的に2代目以降よりも初代のクラシックで龍を思わせる雰囲気が好きなので作ることができて良かったです。根付としても初代が一番映えそうです。



ガイガン

TM&(C) TOHO CO.,LTD.

そしてガイガン。怪獣根付のシリーズ化が決まった時、できれば作りたくないなあと思ったのがガイガンでした(笑)
だって体中いたるところがトゲトゲしていて根付にするのは難しそうだし、背中の3枚の翼のことを考えたらどうやっても複製は難しそうだし、ぼんやりと(無理でしょ(苦笑))と思っていたものです。
が、やればできるものですねえ。しかもカッコいい、と自分では思っています。
当初、ガイガンたるもの鎌状の腕を振り上げてなんぼ!と思っていたのですが、上記の根付としての構図や複製のための形の制限のために振り上げるような構図は選ばずに今回制作したようなポーズをとらせたのですが、これが思いのほかカッコよく、しかも怪しげに決まっている、と思うのです。まるで刀をすらりと抜きかけた侍のような雰囲気、が出せたのではないかと自画自賛してしまいます。
さらに懸念事項であった3枚の翼もうまくまとめて、2枚が重なった空間を紐通し穴としました。後姿は見返り美人構図になっていてこちら側からも雰囲気が出ています。
そして顔の正面から見ると緩やかに胸をそらせたポーズでこちらを威圧する佇まいになっていてこれもまた良い感じ。そんなわけで制作前はどこをとっても不安要素しかなかったガイガンがどこから見ても隙がない立体物として仕上がりました。ぜひとも手の中に納めて、いろいろな角度から眺めてもらいたい作品になりました。




ということで、東宝怪獣根付お手元に届くのは3月とのことです。
そして今年は、おそらく、たぶん、アイツを、作ることになるのでは!?と勝手に予想しているのですが、果たして、どうなるんでしょうか。まだ全体像もわかりませんからね、期待やら不安やらが入り混じっております。
| 怪獣根付 | 02:01 | comments(0) | - | - | - |
ウルトラ怪獣根付第二弾
ウルトラ怪獣根付!第二弾!!です!!!

今回もQ、マン、セブンから1体ずつチョイスされています。

ペギラ

ネーミングの由来はペンギンだと思うのですが、顔はアザラシっぽいです。よくよく見るとヒゲが生えていて今までの商品、作品を見るとヒゲが表現されていたりいなかったりです。でもヒゲが生えている以上感覚器官としてけっこう重要な役割を果たしているのでは・・・?との思いから少しだけヒゲを強調してみました。根付であることの存在感からもいい雰囲気になったと思います。
ペギラはウルトラQの第5話と第14話に登場しますが、ここでは第5話「ペギラが来た!」の一場面からとうとうペギラの存在が明らかになり、南極観測基地に近づき基地の建物を踏みつぶすシーンを根付にしました。その場面を見るとペギラはそうとうデカい感じ。顔はかなり愛くるしい感じなのにね。
ちなみにそのシーンを確認して基地の建物や窓の位置、さらに踏みつぶされる際の壊れかたも再現してみました(笑)



レッドキング

ウルトラマン第8話「怪獣無法地帯」に登場した初代レッドキングです。
デザインはかなり独特ですが、体型そのものは標準的な怪獣のそれです。ですのでゴジラやゴモラなどで決まるポーズはあらかたやってしまっていたのでポーズの付け方にかなり苦労しました。解決策は有名な岩を投げつけるシーンからでした。重たい岩を軽々と持ち上げ今まさに投げつけんとする様を根付の意匠としました。大地を踏みしめる足の力強さがかなり気に入っています。
これも怪獣無法地帯の映像を確認したところ岩がアップで映るシーンがあったのでそれを参考に造形しています。
なんならペギラに耳を付けてチャンドラーに仕立てて並べてもらってもいいんじゃないでしょうか・・・



ウインダム

ウルトラセブンからミクラスに続きカプセル怪獣2体目、ウインダムです。(もし次があるとしたらアギラになるのか、敵役の怪獣がセレクトされるのか気になるところです。)
これも相当苦労しました。なにがって、ウインダムは尻尾も生えていないし特に変わった器官がついているわけでもないいわゆるヒト型のデザインです。ですので今まで巻いた尻尾や触手、脇などに根付として使用する際の紐穴をあけてきたのですが、ウインダムにはそういう隙間がなく紐穴をどこにあけるべきかさんざん悩まされました。一時期はとうとう本体の背中に穴をあけるしかないか・・・とまで考えたのですが(唐突に本体に紐穴があくのは根付のデザインとしてはそれほどおかしなことではありません)この企画の担当者さんからアイデアをいただきウルトラセブン第1話「姿なき挑戦者」の一場面から切り立った岩場でクール星人の円盤を追い詰めるウインダムを根付の意匠としました。裏側に撃墜される直前の円盤が見えます。
ウインダムそのものの造形も決めポーズである腕を強調してみてはどうか?とのこれまた担当者さんからのアイデアでシルエットだけでは少し地味なウインダムをかなりカッコよくアレンジできたのではと思っています。




そんなわけでウルトラ怪獣もとうとうシリーズ化、東宝怪獣根付も第3弾がお手元に届き始めたようです。
| 怪獣根付 | 20:21 | comments(0) | - | - | - |
東宝怪獣根付第3弾
東宝怪獣根付第3弾が発表され、キャラアニサイトの画像も製品のものになったのでさくっと紹介します。

ゴジラ(総攻撃版)

いわゆるGMKゴジラと呼ばれるタイプです。白目で牙が特徴的、得体の知れない恐ろしい雰囲気が特徴的なゴジラです。
さて、ここだけの話ですが、このまま東宝怪獣根付が続いていくとして、各シリーズに1体ずつゴジラバリエーションがラインラップされるのはお気づきの通り、そうすると王道的な人気のバリエーションが登場していないことになんとなく気が付くわけです。王道のものはやはり王道的に作りたいですので、このGMK版ではちょっと遊んでもいいかな・・・と思い、今回はかなり大胆なポージングをしてみました。これがかなり決まっていると思います。やっとゴジラのデザインで遊ぶことができた感じでしょうか。ここまで崩してOKをもらえたことや、狙った効果が出せたことなど、後々気が楽になりました。
前から見てもカッコいいですし、見返り美人的な置き方でもかなりいいです。


メカゴジラ(初代)

一番最初のメカゴジラです。次の逆襲版も胸のギザギザマークがカッコいいですけどね、まあまずは初代でしょう。
悩んだのはポージングで担当者さんからも「ちょっと大胆なポーズをとらせてもいいですよ」と言われていたのですが、今回の他の2作でかなり大胆だったので、こちらは静のイメージで作りました。正面顔の恐ろしいイメージを大事にしたかったので、剣の達人が無造作に構えるような、もしくは能を思わせるようなイメージで製作しました。
メカ造形に加えて全身のリベットなど普段やらないことをたくさんやりましたが、リベットがあればこそ根付のデザインに合うような気がしていたので製作当初から迷いはなく進められました。


バラゴン(初代)

こちらも「地底怪獣」版の初代。今まで作ってきた怪獣根付のなかでは一番僕のテリトリーである爬虫類に近いイメージで、実際映画の中でもよく動くので今まで作ってきた根付のデザインを落とし込んでカッコよくまとめるのにそう苦労しませんでした。それから四足歩行で歩いていると思ったら格闘などでは立ち上がったりしてしている姿が確認できるので、どちらの置き方でも良いようにデザインをまとめました。この工程はかなり楽しかったです。
そして以前も書きましたが、これで「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」の護国聖獣の3体+GMKゴジラがそろったのでディオラマ的な飾り方をしてもいい雰囲気です。
こんなディオラマを製作してる方もおります(笑)



それから余談ですが、このシリーズの前に発表されたウルトラ怪獣根付第1弾、どうやらこのタイミングで本サイトのほうでは全てのアイテムが売り切れたようです。ちょっとびっくりしています。予約いただいた皆様、ありがとうございます。
ウルトラ怪獣シリーズのほうも次回の制作が決まって現在原型を作っております。
| 怪獣根付 | 22:17 | comments(0) | - | - | - |
東宝怪獣根付シーズン3
東宝怪獣根付の第3弾がキャラアニのサイトにて予約開始になりました。

詳しくは製品が完成してから記事にしたいと思っておりますが、まずはお知らせにて。

ゴジラ(総攻撃版)

金子監督版のGMK、白目でマッシヴな体格のゴジラを根付にしました。今回はかなり思い切ったポーズにしてみました。


メカゴジラ(初代)

1974年版の初代メカゴジラ。メカだったり、全身にリベットを打ち込んだり、普段やらないことをたくさんやりましたが、その分だけ真剣に取り組んだ造形です。メカ造形の中に生物的なたたずまいと根付的な面白さを盛り込みました。


バラゴン(初代)

こちらも初代、「フランケンシュタイン対地底怪獣」(1965)のバラゴンです。バージョンが違いますが、これで「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」の護国聖獣の3体+GMKゴジラがそろったのでディオラマ的な飾り方をしてもいい雰囲気です。
ちなみに置き方によって4足歩行状態と立ち上がった状態の2バージョンで飾れます。

| 怪獣根付 | 16:27 | comments(0) | - | - | - |
ウルトラ怪獣根付
キャラアニからウルトラ怪獣根付1弾が発表されました。

東宝怪獣根付に引き続き私が原型を担当しています。

まずはウルトラQから「ガラモン」

セミ人間によってあやつられるロボット怪獣、外見はほとんどロボット感、メカニック感はないですが、唯一胸のエンブレムに作られた物っぽさを感じ取ることができます。なので胸のエンブレムははっきり見えるように気を付けてポーズを決めていきました。
というかガラモンはなかなかポーズをいじるのが難しく表情をつけられるポイントは腕だけといってもいいです。手を口にあてるなど定番ポーズや腰をひねるなどの荒業アイデアも試したのですが、結果として超王道のポーズとなりました。
オリジナルのデザインからこれだけは再現しなければならないと思ったのは「猫背」です。正面から見るとなんとなく棒立ちに見えますが少し前傾姿勢というか猫背であることがわかります。ここはたぶん動物好きな私のコダワリポイント、造形物として表情を出せる見せ所だと判断しました。


お次、ウルトラマンから「ゴモラ」

体型としては怪獣の王道である<ゴジラ型>で悪く言えば没個性、しかし裏を返せば主役を張れるデザインともいえ、実際ウルトラファイトでは主役でありました。
怪獣根付としては3シーズンである今作で、やっとゴジラに引き続いて王道デザイン怪獣の登場です。ここでゴジラのポーズに引っ張られてはいけないと思い躍動感を出してみました。ゴジラが威風堂々ならゴモラは暴れん坊といったイメージです。
僕のなかではウルトラマンを踏んづけるシーンが強くあって、それをイメージできるような格闘のポーズで作りました。故に踏んづけているようなポーズ(置き方)もとらせることができます。

作っていて楽しかったのは今のところゴモラが一番かも。


そしてウルトラセブンから「ミクラス」

古代インカの仮面がモチーフであることが有名ですが、バッファロー星出身であることも忘れてはいけません。
エスニックなデザインの顔の造形も僕の好みとするところですが、動物造形作家としてのコダワリポイントは脚だったりします。バッファローといえば角、そしてその角を活かすのは動力ともいえる四肢です。ミクラスの脚を見ると力強いバッファローの四肢にも似た力強さを感じることができます。さらに盛り上がった背中はまさに雄々しいバッファローの姿そのものです。その背中の盛り上がりから脚までのラインでいかに力強さを演出するかというのがミクラス造形における課題でした。
結果としてはなかなかいい線まで行ったと思うのですが、最後の難関は紐の通し穴でした。
これがストラップとして使用するのであれば角に隙間を作って穴をあければよいのですが、今回のシリーズでは「本格的な根付のデザイン」からも大きく外れないようにしたいと思っていて、根付の根付たる最大のポイント「紐通し穴」はどうしても妥協したくないところです。(根付のデザインについては多くは説明しませんので興味があればこちらへどうぞ)
結果としてはミクラスのファイティングポーズを応用して腕に上手く紐通し穴をあけることができたと思います。
余分な話になりますが、本来の根付のデザインとしては背中に穴をあけてしまうというのがたぶん王道です。僕が実際に使うとしたら背中に穴をあける加工をすると思います。



というのが今回のウルトラ怪獣根付の3体です。
購入はオンラインショップがメインです。キャラアニサイトをご利用ください。
また秋葉原のコトブキヤなどでも購入できるようです。
こちらも好評であれば次シリーズがあるかもしれません。応援よろしくお願いします。
そして東宝、ウルトラときてもし次があるなら・・・!?と夢想してしまします。どこまで作らせてもらえるのかわかりませんが、一回一回全力で取り組んで長いシリーズにできたらと思っています。

| 怪獣根付 | 14:15 | comments(0) | - | - | - |
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